思いを記す
この思いを記す。
今日は大晦日。朝起きて仕事をして。
仕事を納めて帰ってきた。
独身の僕は、毎年大晦日はそれなりに良いものを食べて酒を飲んで終わり。
いや、終わらせる。そう、今年を終わらせる。
僕の実家は昔から、習わしを大切にしていた。
特に爺ちゃんはそういうの厳格な人で、
必ず祝い事やイベント事は「いつもと違う日」にする為にパワーを使っていた。
年越し蕎麦は必ず食べた。新しい年になると必ず神社に歩いていって。
お祈りごとをする。
そのときに言ってたのは、
「啓太、お祈りは自分のことじゃなくて、自分以外の誰かのことをお祈りするんだよ」と。
僕は、だったら家族の幸せをと。
お祈りを捧げた。
その感覚は今でも忘れていないです。
爺ちゃん、今年は本当に色々あったんだ。
でもあなたの言う通り、
今年も僕以外の誰か、僕以外の全ての人の幸せを祈る事にしますよ。
今年の大晦日は、いつもと違って心が締め付けられている。
気を緩めると泣きそうで、なんだろう。
嫌じゃ無いんだけど、思いは溢れる。
そう、
いつもとは違う日だ。